Kさん(58)の悩みは、肩と首の凝り。
ラウンドの最中から徐々に左首に違和感が出始め、次第に首から肩まで広がる強烈な凝りになります。
数日間続き、ひどい時には頭痛が発症します。
体を拝見すると、左の肩甲骨から首にかけての筋肉が過度に緊張していました。
「スイングでは、腰をうまく回してテークバックすることを心掛けています」とKさん。
しかし、テークバックをしているところを見せてもらうと、腰はあまり使えておらず、上半身の動きでカバーしていました。
そのため、トップで頭を残した時に、左首の筋肉が過剰に緊張し、それが肩と首の凝りの原因になっていたのです。
Kさんには施術に加え、3つのストレッチをお勧めしました。
①右手で頭を抱え右斜め前に倒し、左の首の筋肉を1分間ストレッチ。
②左手を左お尻のしたに挟み、右手で頭を抱え右真横に倒す。
この時に、顔はやや左斜め上を見上げる。
③肩甲骨を意識しながら、左肩を時計回りに大きく10回まわす。
ゴルフの前後にこれらのストレッチをするようにしてから、Kさんは首から肩にかけての凝りがひどくなることはなくなりました。
痛みや痺れが強くなるようであれば、すぐに中止してください。